M&A国分グループの物流機能を担う国分ロジスティクス(東京都中央区)は9月29日、中島運送(世田谷区)を買収したと発表した。中島運送は1977年設立の運送会社で、自社車両36台と協力会社6社の体制で事業を展開。従業員は9月時点で34人が在籍している。
国分ロジスティクスは「ドライバーの慢性的な人材不足が続いている。2024年4月から適用されるドライバーの時間外労働時間の上限規制などにより、加速化することが想定される」として、今回の買収が、働き方改革関連法の改正に伴い年間の時間外労働時間の上限が960時間に制限される、いわゆる「2024年問題」への対策であることを説明。
中島運送の株式を100%取得することで、首都圏エリアの配送機能を強化するとともに、業容拡大によってグループの物流事業を広げるとしている。