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SBSリコーロジスティクスとモノフルが運行情報可視化サービスを開発

幹線輸送課題を見える化、「積載ナビ」で全体最適へ

2021年10月12日 (火)

サービス・商品SBSリコーロジスティクス(東京都墨田区)は12日、日本GLPグループで物流向けソリューションを手がけるモノフル(東京都港区)の運行情報可視化サービス「積載ナビ」の開発に協力し、首都圏地区で同システムの本格的な運用を開始したと発表した。

工場や大規模配送拠点から最終配送拠点までの大量輸送を行う幹線輸送は、各エリアや事業ごとに配車業務が完結する傾向が強く、隣接エリアや他事業を含めた全体最適化に課題がある。SBSリコーロジスティクスは、こうした課題解決の手段として輸送にかかる情報の「可視化」に着目。その趣旨に賛同したモノフルと協力しながら、可視化の実現に向けたシステム開発を進め、積載ナビの誕生につなげた。

積載ナビは、幹線の計画情報(拠点情報、運行便・運行契約表、計画積載量)や実績情報(経由地、実績積載量、作業時刻)の記録、運行ルートなどの可視化により、配送効率の改善や共同配送化につなげるツールだ。モノフルが強みとする物流ソリューションの開発ノウハウと、ファーストユーザーであるSBSリコーロジスティクスの3PL事業者としての知見を融合。機能改善を重ねるとともに汎用性の高いツールとして、モノフルがパッケージサービスとして提供する。

SBSリコーロジスティクスは、「積載ナビ」を全国の拠点に導入して幹線輸送における積載効率の改善につなげる。さらに、モノフルと協働でSBSグループ全体の共同配送化や共同プラットフォーム化を推進することで、ラストワンマイル事業の全体最適を図っていく。