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エーアイテイー、海上運賃高騰で上期収益好調

2021年10月12日 (火)

ロジスティクスエーアイテイー(AIT)が12日に発表した2022年2月期第2四半期連結決算は、海上運賃の高騰が追い風となって売上高が269億7100万円(前年同期比25%増)と、大幅な増加に転じた。

増収基調が鮮明となるなか、販管費の見直しを継続したことで、営業利益は15億3300万円(73.5%増)、経常利益も16億7300万円(59.2%増)と回復。上半期の純利益は9億7400万円(36.1%増)で折り返した。

主力とする海上貨物輸送は昨秋以降、海上コンテナ不足の深刻化が進み、同社が取り扱う海上輸送サービスでも海上運賃が高騰。現在も高い運賃水準をキープしていることから、業績拡大と収益向上の直接的な要因となった。

日本発の海上コンテナ取扱本数は、輸入が13万3385TEU(3.1%増)、輸出入合計が14万149TEU(3.2%増)と、前年同期の実績を上回った。通関受注件数も子会社の受注が回復傾向にあり、7万2420件(6.3%増)を記録した。一方、中国やその他(台湾・ベトナム・ミャンマーなど)の事業セグメントは減益となった。通期は従来予想を維持する。