財務・人事エーアイテイーは18日、2022年2月期の通期連結業績予想を上方修正すると発表した。ことし7月13日公表の前回予想数値について、営業収益を530億円から570億円に、営業利益を28億3000万円から32億7000万円に、経常利益を30億5000万円から34億8000万円に、親会社株主に帰属する当期純利益を20億4000万円から22億5000万円にそれぞれ引き上げた。
海上コンテナの不足による運賃高騰が通期で収益を押し上げているほか、安定的な貨物輸送のためのコンテナスペース確保や、国際貨物の取扱量や通関受注の増加を目的としたグループ一貫輸送の営業強化なども奏功。通期業績が予想を上回ると判断し上方修正に踏み切った。
こうした業績動向を踏まえて、2022年2月期の配当予想も修正。第2四半期末の1株あたり22円に加えて、期末配当を前回予想の22円から36円に増額。期末配当には創業25周年記念配当7円を含む。その結果、年間配当は44円から58円に増える。