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エーアイテイー3Q、運賃上昇の影響受け増収減益

2025年1月14日 (火)

財務・人事エーアイテイー(大阪市中央区)が14日に発表した2025年2月期 第3四半期決算(連結)によると、今期は累計で営業収益が前年同期比6.1%増の419億1800万円、営業利益が同5.9%減の33億5400万円、純利益が0.4%増の24億8700万円だった。

日本での事業においては前期一年を通じた海上運賃の下落の影響から、前年同期と比較して運賃に価格差があり、6月以降は上昇基調に転じたものの競争が厳しさを増した。海上輸送の取扱コンテナ本数は、輸入で17万7938TEU(前年同期比1.0%増)と前年同期を上回り、輸出貨物の集荷にも注力したことにより米国やインド、台湾などに向けた貨物が増加。輸出で1万3675TEU(同27.2%増)と堅調に伸びた。結果、輸出入合計では19万1613TEU(2.5%増)、通関受注件数も10万7160件(2.8%増)と前年同期を上回った。結果、日本における営業収益は357億1000万円(5.2%増)。一方、セグメント利益は6月以降の海上運賃の上昇による売上総利益率の低下と人件費などの増加により26億2800万円(11.5%減)となった。

中国での事業は、4月以降に日本向け貨物の取扱いが安定したことで、中国国内での輸送関連の収益も確保でき、円安に伴う円貨換算額の増加が収益を押し上げる要因となった。結果、中国における営業収益は50億5300万円(前年同期比7.0%増)、セグメント利益は5億5800万円(20.1%増)となった。

通期業績予想は直近と変わらず、営業収益が前期比8.2%増の556億円、営業利益が同4%増の45億円、純利益が8.4%増の32億4000万円と据え置いた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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