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エーアイテイー通期は減収減益、海上運賃下落で

2024年4月15日 (月)

財務・人事エーアイテイーが15日発表した2024年2月期連結決算は、売上高が前年同期比26%減の514億円、営業利益が同18.1%減の43億2800万円、最終利益が18.9%減の29億8900万円と大幅な減収減益となった。

新型コロナウイルス禍で高騰した海上運賃が需給バランスの正常化に伴い下落。その海上運賃下落が続くなか、コロナ需要の一巡や輸入者の在庫調整、物価高による消費減少などで輸入量が減少した。アパレル関連製品でも、冬物商材を中心に荷動きが鈍化した。

国内における海上輸送の取り扱いコンテナ本数は、輸入が5.7%減の22万8569TEU、輸出入合計では5.7%減の24万3525TEUと前年同期を下回った。一方で通関受注件数は、子会社の受注増加が寄与して0.1%減の13万5027件だった。国内の売上高は運賃水準の下落と取扱高の減少で26.9%減、利益は売上総利益率の改善効果とDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進などでコスト抑制に努め、21.5%減と、全体の売上高よりも減少率は縮小させた。

中国では、中国国内での輸送関連の収益機会が減少し、売上高は19.2%減となった一方で、売上総利益率の改善と収益性向上への取り組みが奏功し、営業利益は12.1%増となった。

24年2月期の通期業績は、売上高が0.8%増の700億円、営業利益が0.2%増の53億円、経常利益が0.3%増の56億2000万円、最終利益は0.4%増の37億円の増収増益を予想している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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