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AIT、運賃・単価とも高水準で好調維持

2022年1月13日 (木)

(イメージ)

財務・人事エーアイテイー(AIT)が12日に発表した2022年2月期第3四半期連結決算は、海上運賃の高騰が追い風となり、売上高が前年同期比31.6%増の442億8200万円、増収効果で営業利益が76%増の29億5700万円、経常利益が64.7%増の31億5400万円、四半期純利益は55.1%増の199300万円と、大幅な増収増益で着地した。

海上輸送の取扱コンテナ本数は、輸入が20万5579TEU(2.2%増)、輸出入合わせて21万5709TEU(2%増)と増加。通関受注件数も子会社の受注が回復基調に乗り、11万3029件(6.8%増)と前年同期を上回った。

取扱量の増加に加え、海上コンテナ不足による海上運賃の高騰が収益を押し上げ、販売費、一般管理費でもデジタル化を積極的に進めた結果、コストを圧縮。日本セグメント単独の利益は2.2倍を記録した。

中国セグメントは、アパレル関連の取り扱いが低調な推移となったことで「検品・検針などの付帯業務の受注は厳しい環境が続いている」(エーアイテイー)ものの、日本向け貨物の取扱量が回復し、中国国内の輸送で収益機会が増したため、16.2%の増収を確保した。通期は従来予想を維持する。