サービス・商品ツールマート(福島県郡山市)は14日、AIを利用したフォークリフト危険運転の自動解析サービス「フォークリフトAIレポーター」の提供を開始すると発表した。ドライブレコーダー映像をもとに危険発見と教育用レポートを提供する。
フォークリフトAIレポーターは、ドライブレコーダー映像からAIが危険運転を発見・抽出、社内教育用の映像とレポートで提供するサービスで、ツールマートは同サービスを提供することで、運送業や小売業で増えているフォークリフト労働災害の削減を目指す。
同社は「フォークリフト作業は法令上、危険な作業とされていながら、トラックやタクシーなど業務用自動車に比べ、安全支援サービスが普及しておらず、安全対策が遅れているのが現状」と指摘。特にフォークリフト作業は毎年1900件以上(ツールマート調べ)の労働災害が発生し、死亡者数もこの5年間で135人に達している。
フォークリフトAIレポーターによって発見・抽出された危険な運転操作は、動画データとともにその状況や想定されるリスクの解説、対策方法を含むレポートとして提供される。
このレポートを活用することにより、利用企業は社内教育や対策実施の工数を減らし、現場の安全レベルの向上、労働災害の削減を図ることができる。