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▲次世代商用モビリティのコンセプトイメージ（出所：日野自動車）
認証・表彰日野自動車は15日、イスラエルのREEオートモーティブと共同で、欧州プロダクトデザインアワード2021の「デザイン・フォア・ソシエティ」部門の最優秀賞を受賞した、と発表した。
日野とREEはことし4月に業務提携し、「次世代商用モビリティを通じた社会への新たな価値提供」に向けて協業。その取り組みの中心となる「次世代商用モビリティ」の価値が評価され、受賞につながった。
両社が開発に取り組む次世代商用モビリティはモジュール構造となっており、REEのEVプラットフォームを採用した動力部分（シャシモジュール）と、人や物・サービスを運ぶ荷室空間（サービスモジュール）で構成される。
EVシャーシは共同開発し、主要コンポーネントを一つのシステムに統合してホイールとシャーシの間に設置するREEのテクノロジーを活用する。低床・フラットで顧客のニーズに柔軟に対応し、自動運転にも対応するという。
サービスモジュールは、シャーシモジュールから簡単に脱着することができ、独立したユニットとして物やサービスを届ける一方、シャーシモジュールは単独で稼働してほかのサービスモジュールの動力として活用できる。
日野は「モビリティ起点のデータを組み合わせることで、MaaSやラストワンマイル物流での活用だけでなく、このモジュール構造によりまったく新しい提案ができると考えている」としたうえで、まずは2022年度までにハードのプロトタイプを開発し、並行してビジネスモデルの検討・実証実験を進める。
