ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ポーラ、海洋プラのリサイクルパレット導入

2022年7月7日 (木)

▲海洋プラスチックを活用したリサイクルパレット(出所:ポーラ)

環境・CSRポーラ(東京都品川区)は6日、製品の輸送や保管などに使用する物流資材として、素材の一部に海洋プラスチック(OBP)をアップサイクルしたリサイクルパレットの導入を開始すると発表した。物流資材にOBPを活用したリサイクルパレットを導入するのは化粧品業界では初めて。

OBPは、海岸線から50キロ以内の内陸部で正式な廃棄物処理を行っていないコミュニティーから収集されたプラスチック素材を指す。

ポーラでは1万5000枚のパレットを保有しており、5年で全てのパレットをこのパレットに交換することを目指す。すべて導入完了すると、バージン材と比較して16万9832キロ、杉の木で換算すると1万2131本分のCO2排出量削減と、海洋プラスチックごみ7.5トンの流出防止につながるという。

同社は2029年までのサステナビリティゴールとして「未来に、次世代に環境をつなぐアクション」を掲げ、顧客への「新たな価値提供の実現」を前提としながら、同時に環境に配慮したサービスを目指して様々な環境負荷低減の取り組みを推進。このたび物流に関する取り組みの一つとして、製品の輸送や保管の際に使用する物流資材に海へ流れ出る可能性のあるプラスチックごみをアップサイクルしたリサイクルパレットを採用した。

▲プラスチックパレット製造に係るリサイクルイメージ