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成田空港貨物取扱、9月は国際貨物が前年比34%増

2021年10月21日 (木)

調査・データ東京税関は20日、成田国際空港における9月の貨物取扱量を発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済停滞からの回復傾向が数字にも表れた。

成田における国際航空貨物取扱量は、全体で前年同月比34.4%増の21万8605トン。うち積込量は同39.6%増の10万2666トン、取卸量は同30.2%増の11万5939トンだった。いずれも12か月連続で前年同月比プラスとなった。

成田空港から輸出された貨物量を通関地域別でみると、成田地域通関が同37.9%増の2万6672トン、その他地域の通関が同51.5%増の4万7058トンだった。輸入における通関地域別では、成田地域通関が同41.2%増の7万2302トン、その他地域の通関が同6.2%増の1万2526トンだった。成田地域通関分は輸出、輸入ともに12か月連続で前年同期比プラスとなった。

仮陸揚貨物の積込量は同24.9%増の2万8936トン、取卸量は同19.4%増の3万1111トンだった。積込量は6か月連続、取卸量は10か月連続で前年同期実績を上回った。

生鮮・ドライ取卸貨物は、成田空港で輸入された成田地域通関分の貨物について、生鮮貨物は同5.9%減の9095トン、ドライ貨物は同52.1%増の6万3207トン。生鮮貨物は肉が同42.8%減、乳製品が同27.6%減となったのが響き、2か月連続で前年同月比マイナスとなった。