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羽田空港貨物取扱、9月は国際貨物が56%と大幅増

2021年10月21日 (木)

調査・データ東京税関は20日、東京国際(羽田)空港における9月の貨物取扱量を発表した。大幅に取扱量が増加しており、新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済停滞からの回復傾向が数字にも表れた形だ。

羽田における国際航空貨物取扱量は、全体で前年同月比55.6%増の3万2894トン。うち積込量は同46.3%増の1万6371トン、取卸量は同66.1%増の1万6523トンだった。全体の取扱量と取卸量は6か月連続、積込量は7か月連続でそれぞれプラスとなった。

羽田空港から輸出された貨物量を通関地域別でみると、羽田地域通関が同65.0%増の1132トン、その他地域の通関が同66.2%増の7700トンだった。輸入における通関地域別では、羽田地域通関が同40.1%増の4748トン、その他地域の通関が同72.0%増の5603トンだった。輸出は7か月連続、輸入は6か月連続で前年同期比プラスとなった。

仮陸揚貨物の積込量は同28.5%増の7539トン、取卸量は同87.0%増の6172トンだった。積込量は7か月連続、取卸量は6か月連続で前年同期実績を上回った。

生鮮・ドライ取卸貨物は、羽田空港で輸入された羽田地域通関分の貨物について、生鮮貨物は同60.6%増の1171トン、ドライ貨物は同34.5%増の3577トン。生鮮貨物は果物が同3.2倍、切り花などの植物が同2.7倍、野菜などが同65.4%増となった一方、水産物は同5.1%減少した。