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テムザック、団地におけるロボ配送実験に参画へ

2021年10月22日 (金)

▲スマートモビリティ「RODEM」(出所:テムザック)

調査・データロボットメーカーのテムザック(福岡県宗像市)は22日、NTTドコモと都市再生機構が横浜市金沢区で10月27日から2日間実施する、ロボットによる自動配送の実証実験に参画すると発表した。高齢化が進む団地での自動配送サービスは、住民の生活支援策として注目を集める取り組みであり、実証実験による実行的な成果が期待される。

横浜市金沢区の金沢シーサイドタウン並木1丁目第2団地で、スマートモビリティ「RODEM」(ロデム)を活用した自動運転と遠隔操作による人も物も運べる自動配送実験を行う。

NTTドコモが提供するdocomo IoT高精度GNSS位置情報サービス(高精度GNSS)や5Gなどの通信サービスを活用。通信機能を搭載したRODEMが日用品などの商品を団地入口から棟まで配達する。実証実験では、自動配送ロボットサービスのニーズ面や機能面、安全面について確認する。

配送仕様のRODEMは、架台を取り換えることで、商品の配送だけでなく人の移動やクリーニングの持ち込み・納品、ごみ回収など多くの用途が期待できる。今後はテーマパークや病院、空港ターミナル、道が狭く人の多い観光地など、一般車両が入りにくいエリアにおける非対面・非接触での幅広い配送ニーズへの対応を図るため、さらなる開発を進める。