パナ･東急･UR、郊外住宅地で空中配送ロボ実証

▲空中配送ロボットのイメージ（出所：パナソニックホールディングス）

調査・データパナソニックホールディングスと東急、都市再生機構（UR都市機構）は6日、川崎市麻生区のUR虹ヶ丘団地で、空中配送ロボット技術を活用した新しい配送サービスの実証実験を開始すると発表した。3社は10月13日に連携協定を締結、11月18日から実証実験をスタートさせる。

配送ロボットは空中に張られたワイヤーを伝い、受け取り場所のボックスに商品を格納する仕組み。今回は住民が専用アプリから東急ストアや吉野家に注文した商品を、担当者が出発点で配送ロボットに積み込み、指定時間内に団地内のボックスまで商品を届ける実証を行う。

今回の実証により、配送ロボットの技術の実用性や物流サービスが地域社会にもたらす効果、郊外住宅地でのコミュニティー形成や地域の活性化への寄与を検証する。実証実験は11月18日から2024年3月31日まで不定期に行われる。11月18日に虹ヶ丘団地で開催される「虹のまちにわフェス」で、空中配送ロボット実証の模様を一般に公開する。

▲実証実験のイメージ

3社はそれぞれの専門知識を生かし、団地内外での高低差による買い物の不便さなど郊外住宅地での地域課題を解決し、地域社会の活性化や魅力の向上、持続可能な価値の向上を目指す。今回のUR虹ヶ丘団地での実証実験の結果を踏まえ、将来的には虹ヶ丘地域やすすき野地域などへの展開も検討している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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