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トランコム社長、「『はこぶ』仕組み」に手応え

2021年10月26日 (火)

▲トランコムの恒川穣社長

荷主トランコムの恒川穣社長は26日の2022年3月期第2四半期決算説明会の席上で、2021年度から5か年の中期経営計画「TRANCOM VISION 2025」で掲げている「新しい『はこぶ』仕組みの実現」について、「この上半期で具体的に動き出した。新型コロナウイルス感染拡大が収束してからも事業を拡大していく」との決意を明らかにした。

トランコムはことし4月、中長距離を中心とした貨物と空車のマッチングや物流センター運営などのネットワーク・ノウハウを最大限に活用することで、アイデアとテクノロジーを組み合わせた新しい「はこぶ」仕組みを創造し、多くの企業に利用されるプラットフォーム提供に挑戦することを表明。中計最終年度の25年度の業績目標である連結売上高を2200億円、営業利益率5%から6%を達成する原資とする。

「新しい『はこぶ』仕組み」の構築においては、日本GLP傘下のモノフルや、日野自動車傘下のNEXT Logistics Japan(NLJ、東京都新宿区)、souco(東京都千代田区)、Azoop(東京都世田谷区)などと連携する。恒川社長は「新しい『はこぶ』仕組み」に物流DX(デジタルトランスフォーメーション)化に向けた取り組みを合わせることで、事業の拡大を推進する。

▲蓮田ロジスティクスセンター(仮称、出所:トランコム)

新しい「はこぶ」仕組みを実現する拠点と位置付ける、埼玉県蓮田市の次世代大型物流センターは、トランコムで最大の7万6000平方メートルの基幹拠点。恒川社長は、下期中に7割から8割が埋まる見通しを示した。