川崎汽船、アンモニア燃料船開発PJを5社で推進へ

環境・CSR川崎汽船は26日、伊藤忠商事、NSユナイテッド海運、日本シップヤード（東京都千代田区）、三井E&Sマシナリー（東京都中央区）の4社と共同で、新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）が公募した「グリーンイノベーション基金事業／次世代船舶の開発プロジェクト／アンモニア燃料船の開発」に採択されたと発表した。

プロジェクトは、IMO（国際海事機関）が掲げる温室効果ガス（GHG）削減戦略の達成に向け、各方面から代替燃料の候補として注目されるアンモニアに着目。2028年までのできるだけ早期にアンモニア燃料船を日本主導で社会実装することにより、日本の海事産業がゼロ・エミッション船分野で長期にわたって優位性を維持出来る形を目指し、他国に先駆けて推進システム・船体の開発や保有・運航を行う。

川崎汽船は、ことし6月に立ち上げた「アンモニアに関する協議会」を通じて、アンモニアの舶用燃料利用を目指し検討を進める。今後は、プロジェクトの4社とともに、有望なゼロ・エミッション燃料であるアンモニアを舶用燃料として社会実装する取り組みを進めていく。