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NEDO、アンモニア燃料船関連で新たな技術開発

2024年3月7日 (木)

環境・CSR新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は7日、グリーンイノベーション基金事業の一環で進めている「次世代船舶の開発」プロジェクトの「アンモニア燃料船の開発」について、新たに2つのテーマに着手する、と発表した。アンモニア燃料船の温室効果ガス(GHG)削減効果の向上と、アンモニア燃料の社会実装に向けた環境整備を目的に技術開発を進め、2030年以降のゼロエミッション船の普及をけん引していくとしている。

新たに取り組むテーマは、アンモニア燃船搭載のN2O(一酸化二窒素)リアクタ開発とアンモニア燃料船サプライチェーン構築における周辺機器開発。

アンモニア燃料船で、メインエンジンとして搭載が想定される2ストロークアンモニア燃料エンジンから排出されるN2Oを除去する装置や、使用する触媒などを開発する。N2Oは、CO2の約300倍の温暖化効果があるとされる。開発は日立造船と日本郵船が実施し、事業規模約19億円のうち、約13億円を支援する。

また、アンモニアの利用拡大に伴い、必要となる高度な安全対策のため、アンモニアの高感度計測、微量漏えい検知のほか、回収・再利用技術を開発する。伊藤忠商事や富士電機が実施し、事業規模約4億5000万円のうち、約3億円が支援される。

事業期間は24〜27年度の4年間の予定。

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LOGISTICS TODAY編集部
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