日立物流2Q累計、物量増で増収も3年ぶり減益に

財務・人事日立物流が27日発表した2022年3月期第2四半期累計連結決算は、売上収益が前年同期比17.5％増の3600億6100万年、調整後営業利益が同22.8％増の189億1000万円、税引前四半期利益が同28.4％減の150億6100万円、親会社株主に帰属する四半期利益は同31.0％減の90億8200万円となった。第2四半期累計では3年ぶりに増収を確保したものの、四半期利益は3年ぶりに減少した。

国内物流は、前年同期の新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済停滞からの回復を反映して、取り扱い物量が増加。生産性改善施策も奏功したことから、売上収益は前年同期比2％増の2089億2400万円、調整後営業利益は同12％増の123億500万円だった。

国際物流は、フォワーディング事業や自動車関連顧客を中心とした取り扱い物量の収益性向上により、売上収益は同54％増の1445億3700万円、調整後営業利益は同55％増の59億4500万円だった。

2022年3月期の通期業績予想については、ことし4月28日に公表した前回予想数値を据え置いた。