フジテックス、OTTO提供企業と販売代理店契約締結

▲Clearpath RoboticsのAMR「OTTO」（出所：フジテックス）

荷主フジテックス（東京都新宿区）は、自律走行搬送ロボット（AMR）「OTTO」（オットー）を提供するClearpath Robotics（クリアパス・ロボティクス、カナダ）との販売代理店契約を締結したと発表した。

消費スタイルの多様化や新型コロナウイルス感染拡大に伴う宅配ニーズの高まりで、物流現場は取扱量の増加に対応できる人員が不足。業務効率化が喫緊の課題となっている。こうした課題を解決するための施策として、業界で推進する機運が高まっているのが、物流DX（デジタルトランスフォーメーション）化だ。

フジテックスは、今回のClearpath Roboticsとの販売代理店契約の締結を契機として、OTTOの提案による物流など現場における搬送業務の自動化支援を推進し生産性向上につなげる。

OTTOシリーズの強みは、従来の無人搬送車（AGV）のような専用のレールや通路を確保する工事などは必要なく、センサー技術によって作業員や障害物を認識して避けて走行できる点だ。フロアのレイアウト変更、封鎖されている通路や各種設備をリアルタイムで認識し、荷物を搬送するための最適なルートを自動調整する。