国内日野自動車は18日、販売会社である高知日野自動車(高知市)が本社を移転し11月24日より営業を開始すると発表した。
高知日野自動車は、このたびの移転に伴い施設を新築。作業の効率化や安全面・衛生面の環境改善、整備生産性の向上によるトータルサポート体制を強化する。
新設した工場内には、2柱リフトをはじめとする最新鋭のフロアリフトを導入。小型トラックへの対応力を強化するためスイングアームタイプのリフトも導入し、2台同時に整備できるレーンを設置しているのが特徴だ。
安全対策では、作業員の転落を防止するシャッター式転落防止システムや、塗装ブースでの安全性と作業性を向上させるゴンドラリフトを設置。レーンカメラによって整備状況と作業安全を確認できる仕様としたことで、事故の未然防止につなげる。緊急時の電力消費にも対応可能な太陽光発電システムや全照明にLEDを採用するとともに、バイオ式工場排水処理装置を導入するなど環境へも配慮する。
日野自動車は、新車販売に加えて車両の点検・修理、部品供給などを通じた顧客の車両一台一台を最適な状態に保つための活動に注力している。販売会社の拠点では、リニューアルやリロケーションなどを通じて顧客の利便性向上に努めており、今回の高知日野自動車の本社移転もその一環だ。
日野自動車は今後も、よりスピーディーで質の高いサービスの提供を通じて、顧客のビジネスに貢献していく。