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世界自動車用カメラ市場、30年までに年12%拡大

2021年11月19日 (金)

(イメージ)

調査・データ米調査会社のResearch Nesterは19日、世界の自動車用カメラ市場について、2022年から30年までに年率12%のペースで拡大するとの見通しを明らかにした。物流業界でもカメラ搭載による安全運行支援策が広がり始めており、今後の急速な市場拡大を後押ししそうだ。

自動車用カメラは、安全運転の支援や車内のスペック向上に貢献する機能として、普及が進んでいる。自動車用カメラ市場の成長は、新興国を中心とした成長市場における世界中での自動車生産の急増と電気自動車の販売伸長が影響していると分析する。

さらに、政府による厳格な車両安全規制の強化やドライバー支援機能の需要の高まりも成長を後押ししている。将来的には、自動運転車の増産が市場成長の機会を提供する可能性もある。

アジア太平洋地域の市場は、電気自動車販売や生産増、人口の急増、産業の成長を支援する政策を背景に、顕著な成長を遂げると推定。北米市場も相当のシェアを占めると予測しており、米国とカナダでの高級車の需要や乗用車・商用車への先進運転支援システムの導入が加速するためとしている。