フード日本最大級の出前サービス「出前館」を展開する出前館は22日、福岡県と「見守りネットふくおか」の協定を締結したと発表した。
見守りネットふくおかは、各家庭を訪問する機会が多い宅配サービスなどの事業者が、日常業務を通じてひとり暮らし高齢者の異変を察知した場合に市町村へ通報する活動。
出前館は、宅配注文を受けて配達員が顧客の自宅や指定された場所で顧客に商品を手渡す業務を通じて、見守りネットふくおかの活動と連携を図ることで、高齢者が地域で安心できる暮らしを支援する。
出前館の配達員は、業務中に高齢者の異変を察知した場合に、配達拠点を通じて市町村へ通報するとともに、警察や救急車へ緊急連絡を行う。
配達エリアを対象にサービスを展開するデリバリー事業者は、個別世帯への訪問業務を「地域貢献の機会」と位置付けて、安全で安心な社会の構築に取り組む動きを強めている。今回の出前館の協定締結も、こうした趣旨に賛同した社会貢献活動の一環だ。