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日本生協連10月供給高、宅配が依然として高水準に

2021年11月24日 (水)

(出所:日本生協連)

調査・データ日本生活協同組合連合会(日本生協連)は22日、ことし10月度業績を発表した。供給高(売上高)は前年同月比1.7%減の2373億1600万円。うち店舗事業は同1.2%減の750億2200万円、宅配事業は同1.7%減の1571億4100万円、その他事業は同5.4%減の51億5200万円だった。

新型コロナウイルス禍以前の2019年同月との比較では、総供給高が11.8%増。うち店舗事業が1.7%増、宅配事業が17.8%増、その他事業が1.4%減となった。

前年同月は、新型コロナ感染拡大で外出自粛の動きが広がったことから、コープ商品の需要が急増。ことし10月実績はその反動で落ち込んだものの、19年同月との比較で宅配事業が大幅なプラスになっていることからも、依然として需要は高い水準にあることが分かった。冷凍食品・菓子が好調に推移した。

宅配事業のうち個配カテゴリーの供給高について比較すると、ことし10月は前年同月比0.2%減とほぼ横ばい。19年同月よりも22.8%と大幅に増加しており、コロナ禍が一段落したものの「巣ごもり消費」は定着している現状が浮かんだ。