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スマートショッピング、16億円調達で事業展開加速

2021年11月26日 (金)

(出所:スマートショッピング)

荷主在庫・発注管理IoTソリューション「スマートマットクラウド」「スマートマットライト」を展開するスマートショッピング(東京都品川区)は26日、医療ポータルサイト「m3.com」(エムスリー・ドットコム)を展開するエムスリーと、医療用医薬品卸売業のスズケンを引受先とする第三者割当増資を実施し、16億円の資金調達を完了したと発表した。

スマートショッピングは、今回調達した資金を、展開するスマートマットクラウドとスマートマットライトの成長に向けた体制強化に充てる。

法人向けに展開する「スマートマットクラウド」は、サービス・製造業をはじめ、医療機関など現場の在庫・発注管理ニーズに対応するため、プロダクトのソフト・ハード両面からの進化を進めるとともに、多様な現場へのスムーズな導入を支援するカスタマーサクセスをはじめとするビジネス面の体制を強化する。

消費者向けに展開する「スマートマットライト」については、ユーザーの要望を反映しながら、さらなる使いやすいプロダクト・サービスの開発を加速。エンジニアなどキーとなるポジションの人材獲得を強化する。

今回の資金調達は、医療関連物流における事業の成長可能性が高く評価された形だ。スマートショッピングは、株主としての両社と協力するとともに、医療・介護などの領域におけるサービス開発や顧客開拓に取り組むことが可能となる。

スマートショッピングは、経営ビジョンである「日々のモノの流れを超スマートに」を実現すべく、スマートマットクラウドとスマートマットライトの進化・拡大をさらに加速させていく。潜在的なDX(デジタルトランスフォーメーション)化に対するニーズを抱える医療・介護領域でのさらなる普及拡大を進める。海外展開を積極化していくことも検討する。

同時に、プロダクトの利便性・操作性を進化させることで、スマートな生活の実現を目指す幅広い消費者への普及拡大を図る。さらに、両事業においてプロダクト上に蓄積されるモノの消費データを活用することで、サプライチェーンの高度化や現場の事故防止などを実現する機能の開発も進めていく。