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貿易統計1月、経済回復で輸出入の前年超え続く

2022年2月18日 (金)

(イメージ)

調査・データ財務省が17日発表したことし1月の貿易統計(速報)によると、輸出総額は前年同月比9.6%増の6兆3320億1600万円、輸入総額は同39.6%増の8兆5231億700万円となった。輸出総額は11か月連続、輸入総額は12か月連続の増加。差引収支は2兆1910億9100万円の輸入超過で、6か月連続の赤字だった。

輸出は鉱物性燃料(2.1倍)▽鉄鋼(47%増)▽半導体など電子部品(18.7%増)−−の増加が目立った。輸入は石炭(2.7倍)▽原粗油(84.6%増)▽液化天然ガス(52.1%増)−−が伸びた。

地域別では、輸出は米国で4か月連続、欧州とアジアで11か月連続で増加。中国は19か月ぶりに下回った。輸入は米国と欧州で11か月連続、アジアと中国で12か月連続で増加した。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う経済停滞の影響を受けた前年からの回復がみられる。中国や欧米などで特に回復傾向が顕著である一方、国内でも経済活動が徐々に活発さを取り戻してきていることから、輸出入ともに大幅に上振れる状況が続いている。