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YKKAP、埼玉工場拡張しロジ改革で短納期化

2021年12月17日 (金)

荷主YKKAPは17日、埼玉工場を拡張するため、隣接する埼玉県美里町で用地を取得したと発表した。

同工場はビル用アルミ建材商品の製造拠点で、関越自動車道寄居スマートインターチェンジに近く、首都圏の建築需要地に接続しやすい立地が特徴。用地取得によって工場機能を増強し、首都圏など東日本エリアで競争力を高めるビル事業の基幹工場として、製造供給体制を再編する。

新工場では、社内の機械製造部門による合理化設備での集約生産、自動化工程の拡大、データ連動したラインづくりで製造コストを25%削減する。また、ユニットロード化やモーダルシフトによるロジスティクス改革も含め、発注からの納品までのリードタイムを6日短縮する。

▲YKKAP埼玉新工場の外観イメージ(出所:YKK AP)

新工場の概要
所在地:埼玉県児玉郡美里町南十条地内
設計・施工:大林組
敷地面積:4万2686平方メートル(新たに取得)
建屋構造:鉄骨造2階建
延床面積:2万3000平方メートル
投資金額:45億円(内訳:土地取得8億円、建屋投資34億円、ほか3億円)
新規従業員数:40人(2023年度)
着工:2022年8月
完工:2023年7月
稼働:2023年9月