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軽油店頭価格は前週比0.8円下落、6週連続の下げ

2021年12月23日 (木)

(イメージ)

調査・データ資源エネルギー庁が22日公表した全国の軽油店頭価格(12月20日時点、1リットルあたり)は、全国平均価格が前週から0.8円下落し145.1円となった。値下がりは6週連続だ。

依然として高値圏内にあることは変わらず、店頭でも割高感が払拭できていない実情が浮かぶ。軽油価格の変動を促す要因である原油市場の動向は、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染の行方がカギを握ると言えそうだ。国内でも市中感染が確認されるなど、今後の動向から目を離せない状況が続きそうだ。

平均価格が最も高かったのは、長崎県の157.4円(前週比0.4円下落)。下落幅が全国で最も大きかったのは沖縄県(同2.6円下落)だった。150円台をつけたのは6県にとどまるなど、全国的に下落傾向にある。

今回の冬シーズンは国内で厳しい寒さになると予想されており、石油の需要が例年よりもさらに高まる可能性がある。政府による備蓄石油の放出などによる効果も、こうした需給のひっ迫で打ち消されるおそれもある。物流各社は、本格的な冬の到来に備えて燃料コストを慎重に見極める動きを本格化させている。

■都道府県別の軽油価格(単位:円)
地域12月13日12月20日増減
北海道146146.10.1
青森143.9142.4-1.5
岩手140.4140-0.4
宮城142.3141.8-0.5
秋田143.2142.2-1.0
山形150.6150.1-0.5
福島147.9147.2-0.7
茨城141140.4-0.6
栃木142.2141.7-0.5
群馬144.4144.60.2
埼玉137.9136.9-1.0
千葉142.8141.7-1.1
東京149.3147.1-2.2
神奈川139.5138.2-1.3
新潟147.1146-1.1
長野152.3151.9-0.4
山梨144.6144.4-0.2
静岡144.6144-0.6
愛知142.3141.7-0.6
岐阜145.7144.9-0.8
三重145.7144.6-1.1
富山147146.5-0.5
石川144.4142.7-1.7
福井145.6145.5-0.1
滋賀148.8146.5-2.3
京都149.4147-2.4
奈良143142.4-0.6
大阪145.5144-1.5
兵庫141.7141.2-0.5
和歌山144.9144.1-0.8
鳥取149.9149.5-0.4
島根142.8144.21.4
岡山143.2143-0.2
広島146.5145-1.5
山口143.1141.6-1.5
徳島140.7141.60.9
香川146.6145.1-1.5
愛媛145.6145.3-0.3
高知151.3151.2-0.1
福岡144.9143.6-1.3
佐賀149.5148.4-1.1
長崎157.8157.4-0.4
熊本143.6143.5-0.1
大分151.1151-0.1
宮崎148.8148.3-0.5
鹿児島156.4156.2-0.2
沖縄151.4148.8-2.6
全国145.9145.1-0.8