サービス・商品ドローン事業を手がけるエアロネクスト(東京都渋谷区)は15日、モンゴルのNewcom Groupと共同で、同国最大手のフードデリバリー事業者Tok Tokと連携し、モンゴル初となるドローンによる食品配送の試験飛行を実施したと発表した。

(出所:エアロネクスト)
運航はNewcom傘下のMongolian Smart Drone Deliveryが担当。ウランバートル市内から郊外施設までの16.5キロ区間(高低差200メートル)を自動航行し、料理6品(計2.42キログラム)を配送した。使用機体はACSL製「PF4」で、最大5キログラムを40キロメートル輸送可能。飛行距離は往復33キロ、所要時間は46分で、日本のレベル4飛行に相当する第三者上空での目視外飛行を実現した。
両社はこれまで血液製剤の定常配送や郵便輸送試験に成功しており、今回が第3のユースケースとなる。試験では河川上空を飛行ルートに設定し、安全性や渋滞回避、道路未整備地域へのアクセス性を検証。都市と郊外を結ぶ新たな物流手段としての実用性を示した。
このプロジェクトは経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」に採択された取り組みの一環。Tok Tokは2023年発足の「モンゴル新スマート物流推進ワーキンググループ」メンバーであり、今回の実証は2年越しの協業成果となった。
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