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BtoBで商品容器の再利用探る、アスクルが調査参加

2022年1月7日 (金)

調査・データアスクルは7日、業務用商品の販売にリユース容器を使うプラットフォーム「Loop Professional」(ループ・プロフェッショナル)の実装調査に参加すると発表した。商品容器の再利用に関する取り組みを具体化するのが目的で、将来的にBtoB領域での事業化を視野に入れる。環境保全や社会課題に配慮した「エシカルeコマース」を目指し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進する。

調査はLoop Japan合同会社(ループジャパン、横浜市)が2021年11月に始めたもので、BtoCでは既に実験が行われている。アスクルは中期経営計画で「サステナブル経営」の実現を掲げており、BtoB向けに容器をリユースする循環システム構築の可能性を探る。

アスクルが掲げる「Loop Professional for ASKUL(フォー・アスクル)」(仮)の実装イメージによると、同社が顧客に商品を販売、配送した後、使用された容器を回収。洗浄施設まで容器を運搬し、洗浄と消毒をしてもらう。洗浄済みの容器は必要とする企業へ運ばれ、リユース容器が使われた商品を再び仕入れるという流れだ。

▲Loop Professional for ASKUL実装イメージ(出所:アスクル)

アスクルは2月まで、法人顧客のニーズを調査した後、調査結果を踏まえて地域を限定して小規模なパイロット実証実験を進め、社会実装に向けた準備を検討していく予定。

調査は東京都の「革新的技術・ビジネスモデル推進プロジェクト」の補助金対象事業として選定されており、他の複数の企業も参画している。