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キユーソー流通が決算、コスト改善などで増収増益

2022年1月12日 (水)

(イメージ)

財務・人事キユーソー流通システムが11日発表した前11月期連結決算は、増収に伴う利益増加に加えてコスト改善や適正料金の収受により、本業のもうけを示す営業利益が39.9%増(前期比)の36億3800万円と伸びた。売上高に当たる営業収益は1759億6700万円(2.8%増)、純利益は15億6100万円(31.4%増)となり増収増益となった。

営業収益は、国内の外食需要にかかわる業務用食品の出荷量が減ったものの、インドネシアの低温物流会社「KIAT ANANDA」グループ4社を子会社化し、連結対象に加わったことで前年実績を上回った。

セグメント別では、共同物流事業が菓子や食品メーカーなどの新規、既存の両取引が拡大したが、外食需要関連の出荷量減少が響いて減収だった。一方で、コスト改善効果などにより営業利益は15億9100万円(85.4%増)と伸長した。

今期は売上高1765億円(0.3%増)、営業利益38億5000万円(16.4%増)、純利益16億4000万円(5.0%増)を見込む。

同日に今後3年間を対象にした中期経営計画も発表し、2024年度の連結業績目標として営業収益1820億円以上、営業利益55億円以上、純利益245億円以上を目指す方針を明らかにした。