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リカスタマー、EC返品にローソン戻り便を活用

2022年1月14日 (金)

EC返品や返却、キャンセル自動化ツールの開発を手がけるRecustomer(リカスタマー、東京都千代田区)は14日から、EC商品の返却・返品サービス「SMARI」(スマリ)の活用を始めた。ローソンの既存物流網などの利用も組み合わせて、ECサイト利用者が手軽に返品できる手続きを新たに構築して利便性向上などにつなげる。

購入品の返品を希望するECサイト利用者は、まずリカスタマーを使ってQRコードを取得した後、コンビニエンスストアに設置された専用ボックスにQRコードをかざしてラベルを発行する。荷物に貼り付けて、専用ボックスに投函すれば手続きが完了する。従来行っている宅配便の返品伝票への記入や店舗のレジで順番を待つ時間を省略できる。

また、ローソンで納品したトラックの戻り便などを活用して回収することで、事業者が支払っていた配送手数料やトラックが排出する二酸化炭素排出の削減にも効果が見込めるとしている。

(出所:Recustomer)

リカスタマー社は、今回の取り組みを契機に「資金移動業者や配送業者との提携を強化し、返品だけでなく返金や返送の領域でもECサイト利用者の購入後体験を支えるインフラを目指す」としている。

スマリの返却・返品サービスは現在、関東と中部、関西のローソン店舗など3000店舗以上で展開している。