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JR貨物の輸送回復傾向、12月は前年並み維持

2022年1月17日 (月)

(イメージ)

調査・データJR貨物が13日に発表した2021年12月の輸送実績によると、コンテナ貨物が167万2000トンで前年同月比0.7%減、車扱貨物(バラ貨物)が91万1000トンで同1%増、合わせて258万3000トン(0.1%減)と、ほぼ前年並みで推移した。

コンテナ貨物は新型コロナウイルスによる需要低迷から脱しつつあり、前年並みの数値を記録した。品目別の輸送実績では、積み合わせ貨物が3月と10月のブロックトレイン運転開始などで前年を上回り、紙・パルプが1月の洋紙値上げ前の駆け込み需要により増加した。自動車部品は引き続き前年を下回るが、半導体不足や東南アジアからの部品調達の困難さが緩和され、回復基調に転じている。

車扱貨物では、石油が原油の高騰に伴い価格上昇して需要が低迷し、なかでも灯油は上旬の気温が高かったことから低調だった。一方、セメント・石灰石などは前年を上回った。