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日本郵便が国際郵便料金を6月値上げ、北米5割増

2022年1月19日 (水)

(イメージ)

ロジスティクス日本郵便は18日、ことし6月1日に国際郵便料金の一部を値上げすると発表した。日本郵便は値上げの理由について、「安定的な国際郵便サービス提供を維持するため」としている。

国内外を取り巻く輸送や配達にかかわる大幅なコスト上昇分を、料金改定により補う。現行料金を継続した場合、日本郵便のサービス提供を保つ収益確保が困難な状況になるという。

改定対象となるのは、EMS郵便物(国際スピード郵便)や航空扱いとする小包郵便物など。EMS郵便物と国際小包の地帯区別を統一し、5地帯に変更する。具体的には、「新第1地帯」(中国、韓国、台湾)「新第2地帯(中韓台を除くアジア)」「新第3地帯(オセアニア・中近東・カナダ・メキシコ・ヨーロッパ」「新第4地帯(米国)」「新第5地帯(中南米・アフリカ)」の地帯区別を実施する。

EMS郵便物で新料金をみると、重量500グラムまでの場合、新第1地帯は現行1400円が新料金1450円(現行比3.5%増)、新第2地帯は1400円が1900円(35.7%増)、ヨーロッパは2200円が2900円(31.8%増)、北米は2000円が3500円(75.0%増)、南米2400円が3600円(50%増)など。値上げ幅が異なる理由について、日本郵便は国や地域によって輸送・配達コストの上昇幅が異なるためとしている。

また、細分化していた航空扱いの小包郵便物の重量段階については、1キロ刻みに改めて簡略化する。