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三菱倉庫、貨物取扱量回復で通期予想を上方修正

2022年1月31日 (月)

(イメージ)

財務・人事三菱倉庫は31日、2022年3月期の通期連結業績予想を修正したと発表した。2021年10月29日公表の前回予想について、営業収益を2400億円から2500億円に、営業利益を148億円から172億円に、経常利益を190億円から219億円に、親会社株主に帰属する当期純利益を149億円から167億円にそれぞれ引き上げた。

第3四半期累計の連結業績における業績の進捗が予想以上の高水準で推移。それを踏まえた通期業績予想については、物流事業で、倉庫や陸上運送、港湾運送、国際運送取扱の各事業における貨物取扱量の回復のほか、国際運送取扱事業における海上・航空運賃単価上昇による増収が予想されることから、通期で前回予想を上回る業績を示すと判断。不動産事業における販売原価の増加など、物流以外の事業でも業績に強く寄与することから、通期業績予想の上方修正に踏み切った。

同日発表した2022年3月期第3四半期累計連結決算は、営業収益が前年同期比19.2%増の1845億4200万円、営業利益が66.6%増の130億1500万円、営業利益が50.8%増の172億5100万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が64.0%減の118億3300万円で増収増益だった。

主力の物流事業は、営業収益が前年同期比18.0%増の1556億4200万円、営業利益は2.3倍の100億6900万円だった。倉庫と陸上輸送の各事業について、医薬品の取扱増や自動車部品の回復などを背景に好調に推移。港湾運送事業はコンテナ貨物の回復、国際運送取扱事業は海上・航空運賃単価の上昇もそれぞれ業績に寄与した。