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三菱倉庫、貨物取扱好調で通期予想を上方修正

2021年10月29日 (金)

財務・人事三菱倉庫は10月29日、2022年3月期の通期連結業績予想を上方修正すると発表した。ことし4月30日に公表した前回予想数値について、営業収益を2270億円から2400億円に、営業利益を126億円から148億円に、経常利益を162億円から190億円に、親会社株主に帰属する当期純利益を133億円から149億円にそれぞれ引き上げた。

2022年3月期第2四半期累計の連結業績について、倉庫や陸上運送、港湾運送、国際運送取り扱いの各事業で貨物取扱量の回復が当初予想を上回った。国際運送取扱事業においては海上・航空運賃単価上昇の寄与もあったことから、収益予想数値が期首の想定を上回った。第3四半期以降も物流事業の貨物取扱量は全体として引き続き堅調に推移すると見込まれることから、通期連結業績予想の上方修正に踏み切った。

同日発表した2022年3月期第2四半期連結決算は、営業収益が前年同期比16.0%増の1176億3200万円、営業利益が同73.0%増の77億7800万円、経常利益が同47.6%増の101億6700万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同77.6%減の68億1700万円だった。

倉庫や港湾運送などの物流事業が、貨物取扱量の回復により、営業収益が前年同期比17.7%増の1016億6400万円、営業利益が同2.6倍の62億4200万円で増収増益となり、好業績の要因となった。