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NTTロジスコ、化粧品物流専用の危険物倉庫を開設

2022年1月31日 (月)

メディカルNTTロジスコ(東京都大田区)は31日、関東圏の主要物流拠点である千葉物流センター(千葉県市川市)に化粧品物流専用「千葉物流センター危険物倉庫」を開設したと発表した。

2014年に開設した千葉物流センターB棟では、シェアリング型の化粧品物流プラットフォームを展開。医薬品医療機器等法(薬機法)上の化粧品製造業許可を取得し、製造作業をはじめ入出荷作業や倉庫管理システム、作業・保管エリア、輸配送モードのシェアリングにより、複数の顧客が活用している。

NTTロジスコは、化粧品メーカーやディーラーより危険品に該当する製品の取り扱いについての照会を多数受けたことから、このたび千葉物流センター内に倉庫業法上の危険品倉庫の要件を満たした危険物倉庫の建設に着手。このたび完成した。

▲千葉物流センター危険物倉庫の外観(出所:NTTロジスコ)

一般的に危険物倉庫は、3PLの一般倉庫とは離れた立地で運営されていることが多い。NTTロジスコは、同一敷地内に併設することで製品の横持配送コストを削減するとともに、一般倉庫で危険物以外の製品と同梱を行うことで、エンドユーザーへの配送におけるリードタイムの短縮や配送コストの低減を図る。

▲危険物倉庫内泡消火設備(出所:NTTロジスコ)

また、これまで一般倉庫では扱えなかった消防法に定める危険物第四類(引火性液体)に該当する香水やスプレー缶、アロマオイル、アルコール消毒、除菌ジェルなどの商品の取り扱いが可能となり、顧客の製品ラインナップの拡充を支援できる。さらに、温度管理商品の多い化粧品メーカーが安心して利用できるよう、空調を設置し24時間温度管理も可能とした。