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商船三井と日本コンセプト、米化学品輸送で提携

2022年2月8日 (火)

国際商船三井は7日、日本コンセプトと商船三井ロジスティクス(MLG、東京都千代田区)の2社とともに、米国でのタンクコンテナによる化学品輸送事業における業務提携を開始すると発表した。

商船三井など3社は、MOLロジスティクス・タンクコンテナ(MLGTC、東京都千代田区)を2021年6月に設立し、同社を日本コンセプトの海外代理店業務の統括会社と位置づけてアジア各国でのタンクコンテナによる化学品輸送事業における業務提携の拡大・深度化を進めてきた。

(イメージ)

日本コンセプトは米テキサス州ヒューストンに100%出資子会社「NIPPON CONCEPT AMERICA」(日本コンセプトアメリカ)を2012月2月に設立し、米国における営業拠点として事業を展開。MLGはアジアと中米の9か国・地域において、日本コンセプトの海外代理店業をMLG各国現地法人が引き受ける形で、日本コンセプトのタンクコンテナによる化学品輸送の営業強化を推し進めてきた。

今後も化学品輸送の市場拡大が期待されるなかで、米国内14拠点に事務所を構えるMLGが日本コンセプトの営業をサポートすることで、潜在顧客への接点を増やすとともに既存顧客へのよりきめ細やかなサービスを提供していく。

将来的には提携エリアを欧州はじめ全世界に拡大し、日本コンセプトの高品質な化学品輸送サービスとMLGのグローバルなネットワークの組み合わせによる相乗効果の極大化を図り、より安全で高品質かつストレスフリーな化学品輸送サービスのグローバル展開を目指す。

商船三井は、経営計画「ローリングプラン2021」で掲げる環境戦略の観点から、環境負荷の少ない「ISOタンクコンテナ」による化学品の安全輸送をロジスティクス事業の柱の一つに据えている。今回の米国におけるタンクコンテナによる化学品輸送事業の業務提携を契機として、環境に配慮した形での輸送サービスの強化をさらに図っていく。

(出所:商船三井)