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医薬品・医療機器ラストワンマイル事業者

コロナ自宅療養者へパルスオキシメーター配送支援

2022年2月9日 (水)

(出所:GENie)

サービス・商品医薬品・医療機器ラストワンマイル事業を手がける「GENie」(ジーニー、東京都中央区)は8日、東京都内で新型コロナウイルスに感染し、自宅療養する患者向けとなるパルスオキシメーターの配送支援を開始したと発表した。現在、コロナ患者が再び急増するなかで、パルスオキシメーターのなかでも遠隔監視が可能なウェラブル型を用いることで、患者の容態変化をいち早く察知するとともに、保健所職員の業務負荷を軽減することが期待される。

同社は、都内の自宅療養患者向けにウェラブル型のパルスオキシメーターの保管、在庫管理、配送・回収管理業務までの物流管理業務を受託。

同社によると、これまで自宅療養者は、自らの体調管理に際して、電話連絡による保健所職員への通知が必要だった。ウェラブル型は、遠隔監視が可能となり、利用者の動脈血酸素飽和度の値が一定の閾値を下回った際には、保健所職員にメールで発報される。

現在、各自治体では、基礎疾患を持つ人や高齢者に優先的にパルスオキシメーターの貸し出しを行っているが、ウェラブル型の採用で、自宅療養者の容態変化をより早く察知することができるほか、保健所職員の業務負荷の軽減にもつながる。

同社は配送支援に加えて、保健所職員の負荷を軽減するため、届けた後は自宅療養患者へ電話で連絡し、機器の取り扱い説明サポートと、稼働確認も担うとしている。

同社は「今回、新型コロナウイルス感染症が拡大するなかで新たな取り組みをスタートさせたが、今後も新たな技術を活用した医療機器・サービスの導入時には、高付加価値をプラスアルファラスしたラストワンマイル網を提供し、地域のお客様・患者様に寄り添った配送・接客サービスを行っていく」とコメントしている。