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ヤマト運輸、理系人材発掘へ「データコンペ」開催

2022年2月28日 (月)

(出所:ヤマト運輸)

イベントヤマト運輸(東京都中央区)は28日、理科系の大学生・大学院生を対象としたデジタル人材採用イベント「ヤマト運輸5Days(ファイブデイズ)データコンペ」を開催したと発表した。

理系学生に特化したスカウト型就活サービスなどを手がけるPOL(東京都千代田区)と共同で2月14日から5日間開催。データサイエンティストを志望する理科系大学生・大学院生計19人が参加した。

▲コンペの様子(出所:ヤマト運輸)

ヤマト運輸5Daysデータコンペは、デジタル人材の採用活動の一環として開催。イベントは、ヤマト運輸に所属するデータサイエンティストとの併走型コンペティションとして実施した。2020年1月に策定した経営構造改革プラン「YAMATO NEXT100」(ヤマトネクスト100)に基づく「データ・ドリブン経営への転換」を背景とした「配送荷物量予測」をテーマに設定。データ分析の精度を7つのチームに分かれて競った。

参加した学生は、実際の配送データに極めて近い過去1年分の配送データをもとに、天気や曜日など予測精度を高めるために必要な外部データを検討しながら、それらを組み合わせて2か月間の配送荷物量を予測した。

データコンペでは、最初にデータ分析言語の設定から外部データの策定、プログラミング作業などを進めた。各チームが導き出したデータ分析の成果を最終日にプレゼンテーションで披露し、実際の配送荷物量との予測誤差を発表した。

ヤマト運輸の中林紀彦・執行役員DX(デジタルトランスフォーメーション)推進担当は「データ分析に関わるスキルの習得だけでなく、当社のDXに関する取り組みやDXに関わる社員をリアルに知ってもらうことを目的とした。サンプルデータではなく事業で使っている本物に極めて近いデータを使って、ビジネスに対してどうハンドリングしていくのかを学生のみなさんにも体験してもらいたいと考えた。各チームユニークなアプローチと発表だったので、とても楽しく発表を聞くことができた」とコメントした。