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東電物流、電力機器の出荷前検品をAIで効率化

2022年3月3日 (木)

サービス・商品東京電力グループの東電物流(東京都品川区)とITシステム開発のAutomagi(オートマギ、東京都港区)は3日、電力機器の出荷前検品を効率化するAI(人工知能)システムの開発を始めたと発表した。

電力機器の出荷前検品は、従事者が機器に貼られた二次元コード(QRコード)の情報を照合しており、作業における品質確保や負荷軽減が課題だった。

東電物流とオートマギは、スマホアプリを起動させてカメラで二次元コードを順番に読み取ることで、電力機器情報の適切さを判定できるシステムを開発。誤った手順で照合した場合や二次元コードの貼付場所の誤り、異なるQRコードが貼られている場合に、アラートを出すことで検品ミスを防ぐ。

検品した機器のリストは担当者、日時、機器情報とともに管理システムで管理できるのが特徴。検品の作業を動画で保存する機能を保有しているため、作業の正しい手順を作業後に確認することも可能だ。過去数年の検品情報を動画とともに保管しておくことで、トラブルなどが発生した際の改善につなげることができる。

▲運用フローのイメージ(出所:Automagi)