国内京成電鉄は11日から、京成グループのイウォレ京成(千葉市中央区)と一般社団法人野菜がつくる未来のカタチ(チバベジ、千葉県佐倉市)との3者共同で、千葉県産の農産物を鉄道の貨客混載で輸送し活用する実証実験を行うと発表した。
実験では、チバベジが販売する千葉県産のかぼちゃ、なす、とろろ芋、椎茸などの農産物を京成線「京成佐倉駅」(佐倉市)で列車に積み込み、京成電鉄が「成田空港駅」(成田市)まで輸送する。農産物は空港内でイウォレ京成が運営する和食レストラン「京成友膳」で活用される。実験は11日から3か月間、週1回程度行われる予定。
トラック配送に替わる鉄道へのモーダルシフトと、地産地消の推進によるCO2排出量の削減を見込む。また、市場に適合しない規格外野菜も搬送することで食品ロスを削減し、SDGs達成に貢献する。