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DXで売上倍増目指す、日新が第7次中計発表

2022年3月23日 (水)

ロジスティクス日新は22日、ことし4月から2027年3月までの5年間を対象にした、第7次中期経営計画を発表した。新型コロナウイルス感染症や相次ぐ気象変動リスクの増加、脱炭素社会への対応といった社会の転換期を踏まえ、「変化に的確に対応するため、次の新たな姿に変貌していく」として、ESG経営や物流DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を明言。売上高は5年間で現状の2倍となる2750億円まで引き上げる目標を盛り込んでいる。

(イメージ)

新たな中計の名称は「Nissin Next 7th」。新たな試みとして、5年間を2年間と3年間に分けることで着実に施策を実行してグループ一丸で企業価値向上を目指す。最初の2年間で事業ポートフォリオ戦略、ESG経営、DXの推進に重点を置き、事業基盤と経営基盤の強化に取り組む。次の3年間では「従来とな異なる発想によって生み出す新たな物流関連事業にも挑戦する」として、新たな部署を設置して事業領域を広げる方針などを掲げている。

新規設備や投融資の計画について、国内外の物流施設の拡充やDX関連への投資、M&Aなどを通じて行うとしている。

第6次中計の最終年度となる2022年3月期の売上高は1820億円、経常利益は89億円、純利益は55億円を見込んでいる。