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日通と全国通運、越谷・姫路間で貸切鉄道輸送

2022年3月24日 (木)

(出所:NXHD)

ロジスティクスNIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)と日本貨物鉄道(JR貨物)は24日、NXグループの日本通運とJR貨物グループの全国通運が、越谷貨物ターミナル駅と姫路貨物駅を結ぶブロックトレイン(貸切鉄道輸送)の運行を3月14日から開始したと発表した。

列車は26両編成で、日本通運が12両、全国通運が10両を貸し切る形で毎日運行。越谷から姫路に向かう列車は、18時22分に越谷貨物ターミナル駅を出発し、翌朝5時12分に百済貨物ターミナル駅、7時4分に吹田貨物ターミナル駅、9時58分に神戸貨物ターミナル駅に停車、12時40分に姫路貨物駅に到着する。姫路から越谷に向かう列車は、15時21分に姫路貨物駅、17時2分に神戸貨物ターミナル駅、20時26分に百済貨物ターミナル駅を出発し、越谷貨物ターミナル駅に翌朝6時6分に到着する。

NXHDによると、日本通運がブロックトレインを設定するのは初めて。ESG(環境・社会・ガバナンス)経営に力を入れる荷主企業や、「物流の2024年問題」の解消に向けてトラック輸送の負荷軽減に取り組む荷主企業を中心に好評を得ており、既に「別の路線への展開も検討している」という。

日本通運では、12フィートコンテナ換算で毎日120個の輸送力を確保し、長野・東京(一部除く)・群馬・茨城・栃木・埼玉・千葉の1都6県と、京都・大阪・和歌山・兵庫・岡山・鳥取・広島(一部)の2府5県からの発着に対応。貨物量に応じて12フィートコンテナと31フィートコンテナを用いたコンテナ貸切サービスと混載サービスを柔軟に提供する。全国通運では、飲料・食品・日用雑貨などの輸送需要を見込む。