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三井倉庫HDが7年ぶりベア、定昇合わせ3%賃上げ

2022年3月31日 (木)

(イメージ)

財務・人事三井倉庫ホールディングス(HD)は3月31日、2022年春季労使交渉で基本給を一律に引き上げるベースアップを7年ぶりに実施することで妥結したと発表した。平均4400円の定期昇給に加えて、一律4600円のベースアップを行う。組合員平均で3%(平均9000円)の賃上げとなる。

同時にことし4月入社の新卒社員の初任給についても、対象者一律で3000円引き上げることを決めた。

三井倉庫HDグループの連結業績が、17年度を初年度とする現行の中期経営計画で掲げた達成目標数値を大幅に上回る水準で推移しており、22年3月期も過去最高益を更新する見込みだ。

新型コロナウイルス禍による社会・経済活動に対するさまざまな制約が長期化するなかでも基礎収益力の着実な底上げや財務健全化が進展していることから、従業員への報奨の意味合いも込めて賃上げに踏み切った。