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関空の3月の輸入額、単月で過去最高――大阪税関

2022年4月25日 (月)

(イメージ)

調査・データ大阪税関はこのほど、関西国際空港の3月の貿易速報を発表した。輸出総額は前年同月比6.5%増の5047億円で13か月連続のプラス、輸入総額は同32.0%増の4835億円で15か月連続のプラスだった。輸入総額は今の形で統計を取り始めた1979年1月以降、単月で過去最高となる。欧州からの医薬品が大きく伸びた。

新型コロナウイルス禍で航空各社は旅客需要の低迷を補おうと、貨物輸送に力を入れており、関空にもそれが現れている。ロシアのウクライナ侵攻による航空物流混乱の影響は、まだ顕在化していない模様だ。

輸出品では中国や台湾向けの半導体製造装置が伸びた。世界的な半導体不足に対応した動きと見られる。

輸出入の差し引きは212億円の出超で、96年2月以降の出超が続いている。