ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

近畿圏の20年度輸出額、3%減で3年連続マイナス

2021年4月21日 (水)

調査・データ大阪税関がこのほど発表した貿易概況速報によると、近畿圏2府4県の2020年度(20年4月-21年3月)の輸出総額は15兆7113億円(前年度比2.7%減)で、3年連続のマイナスとなった。輸入総額は13兆2270億円(8.0%減)で2年連続のマイナス。差引額は2兆4843億円で、輸出超過は6年連続となった。

輸出では「鉱物性燃料」が63.8%減、「鉄鋼」が21.8%減となり、大きな押し下げ要因となった。輸入では「原油及び粗油」が61%減、「天然ガス及び製造ガス」が22%減が目立った。全国の輸出に占める割合は22.6%、輸入に占める割合は19.4%となった。

■3月単月は輸出入ともに増加
なお、3月単月の輸出総額は1兆6300億円(14.6%増)で2か月ぶりのプラス、輸入総額は1兆2491億円(6.2%増)で2か月連続のプラスとなった。差引額は3809億円で、輸出超過は14か月連続。

輸出では「非鉄金属」が47.3%増で、月別の過去最高額となる447億円を記録。輸入では「医薬品」が70.8%増の1239億円で、同じく月別の過去最高額を記録した。