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ハコロジでトラックも手配、中西金属が開発着手

2022年4月26日 (火)

サービス・商品マテハン機器製造販売の中西金属工業 (大阪市北区)は26日、ブロックチェーン技術を活用した自社の運送管理システム「Hacologi」(ハコロジ)に、新たにトラックの自動手配機能を盛り込むための開発作業に着手したと発表した。5月下旬の開発を目指している。

ブロックチェーンは、取引履歴を暗号技術によって過去から1本の鎖のようにつなげることにより、正確な取引履歴を維持しようとする技術。

▲半無人化配送手配の流れ (出所:中西金属工業)

ハコロジは、製品の注文から生産、保管、手配、出荷、配送、納品までの工程のうち、手配から納品までの工程をブロックチェーン技術でデジタル管理するシステムだ。2021年4月に物流企業などに向けてサービスの提供を始めた。配達業務での責任所在の明確化や手入力ミスの削減、 煩雑な伝票管理業務の軽減などができる。

中西金属は同システムに配送の際のトラック手配機能を付加する方針。まだ開発に着手した段階だが、毎日あるいは毎週決まった曜日に同じ配送パターンで繰り返し車両を手配している事業所を対象にする。クラウドを使い、予め配送パターン(配送頻度やルートなど)を登録しておき、日々変わる荷物内容(品名や数量など)を入力するだけで、あとは自動でドライバーに配送指示や必要な情報(積み日・積み地や届け日・届け地など)が配信される仕組みにするという。

同社は「トラック手配の“半無人化”を実現する」としている。