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日本郵船系の重量物船、スリランカ沖で人命救助

2022年5月9日 (月)

▲遭難船の様子(出所:日本郵船)

ロジスティクス日本郵船は6日、グループ会社「NYKバルク・プロジェクト」(NBP、東京都千代田区)の重量物船「Katori」(カトリ、1万2847総トン)が4月27日、スリランカ沖で遭難船の乗組員11人全員を救助したと発表した。

イタリア・ジェノバ港からシンガポール港に向けて航行中だったカトリは、27日20時20分ごろ(日本時間)、インド洋上でスリランカ・コロンボ港の港湾当局から遭難船の救援要請を受け、同国沖でエンジントラブルにより漂流していた同船を発見、救助活動を行った。

NYKバルクによると、遭難船は自力航行ができないだけで沈没などの恐れはなかったため、乗組員11人をカトリ船内に受け入れる必要まではなかった。全員健康状態に問題はなく、同日22時ごろ(同)、到着した救難艇が遭難船を曳航した。

カトリはパナマ船籍で、日本郵船グループの八馬汽船(神戸市中央区)が管理している。当時は日本人4人、フィリピン人16人が乗り組んでいた。