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低温食品物流のC&Fロジ、通期は荷動き鈍化で減益

2022年5月10日 (火)

財務・人事低温食品物流のC&Fロジホールディングス(HD)が10日発表した2022年3月期連結決算は、営業収益が前期比0.4%増とほぼ横ばいの1108億6800万円、営業利益が15.3%減の44億8200万円、経常利益が10.0%減の51億500万円、親会社株主に帰属する当期純利益が9.8%減の33億1600万円となった。

新型コロナウイルス禍で落ち込んでいた外食用食品の荷動きは増加基調に回復してきた一方、家庭用食品の巣ごもり需要が平年並みに落ち着き、原油高などによる荷動きの鈍化が業績を下振れさせた。

23年3月期の連結業績は、営業収益が1128億円、営業利益が50億6000万円、経常利益が52億6000万円、親会社株主に帰属する当期純利益が34億8000万円と、増収増益を予想している。

同社は決算発表に合わせて22年度を初年度とする3か年の第3次中期経営計画を発表した。「新たなコールドチェーンのニーズをつなぐ、持続可能な低温物流の実現」を掲げ、共同配送事業を軸とした既存事業の機能と収益基盤の強化や、EC(電子商取引)関連物流への進出を始めとした成長分野への投資促進、全ての従業員に働きやすい・働きがいのある職場環境づくり、などの重要施策を盛り込んだ。

最終年度の24年度の連結業績として、営業収益1188億円、営業利益55億円、ROE(自己資本当期純利益率)8.0%以上、などの目標値を掲げている。