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オープンロジが4類危険物に対応、倉庫会社と提携

2022年5月11日 (水)

(イメージ)

サービス・商品物流フルフィルメントサービスを提供するオープンロジ(東京都豊島区)は11日、これまで同社のサービスでは限られていた危険物含有商品の取り扱いについて、消防法の4類(液体石油ガス、エアゾール製品)に対象を広げると発表した。危険物倉庫の会社と提携したためで、EC(電子商取引)事業者などのニーズに応えられるとしている。提携先は非公表としている。

オープンロジは、物流フルフィルメントプラットフォームで全国の倉庫をネットワーク化し、業務を効率化・一元化するサービスを展開。顧客のEC事業者から「アルコール液や化粧品などで、中身に危険物が含まれる商品の保管・配送手配をしてほしい」といった要望が寄せられていたという。

例えば、消毒用アルコール製品や、タイヤ・レザー用品のワックススプレー、接着剤の中には火災や爆発、中毒事故の原因となる物質を含み、消防法上の危険物に該当する製品がある。危険物の含有量が少なく火災や爆発のリスクが低い場合、一定数以下であれば取り扱いが可能なため、同社はこれまで、低リスクの危険物製品についてのみ、小ロットで保管・管理・配送手配をしていた。

今回、4類危険物の取り扱いが可能な倉庫会社と提携したことで、商品の保管・配送手配ができる危険物含有製品の幅が広がった。EC事業者の物流ニーズは拡大しており、同社は今後も他社との提携戦略で対応していく構えだ。